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- 誰もが少しずつ嘘をつき、
誰かを陥れようとしている。
記憶を一部喪失した雨村慎介は、自分が交通事故を起こした過去を知らされる。
なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。
事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。
しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める……。
俺をみつめるマネキンの眼。
そいつは、確かに生きていた。
ある出来事によって記憶の一部をなくした雨村。
その記憶とは過去に交通事故をおこしていたというもので、なぜか都合よく事故のことだけすっぽり抜けてて(笑)そのあたりはうーんと思うんだけど、でもなかなか面白かったです。
あ、帯の煽り文句はどうかとは思うんですが(笑)
ある出来事によって、自分が過去に起こした事件を知り、「いったい何故?」「どんな事故だったのか?」などの疑問が次々にわいてきます。
このあたりはテンポもよくて、真相を知りたくてページをめくってしまいます。
プロローグはその事故にまきこまれた女性の視点で描かれているのですが、それが後半になってどんどん生きてきます。
なんとなく事故について釈然としないものを感じつつ読みすすめたのですが、ある真相が見えてきたときに「あぁ!!」と納得。
雨村の前に突然現れてた女性はいったい誰なのか?
なぜ雨村の前に現れたのか。
気になることがいっぱいです。
真相に明らかになったあと、再びプロローグを読むと怖さも増しますね。
すごい怖いとまではいかないんだけど、少々ぞっとします。
タイトルもよくよく考えると・・・・ね。
そんな目にあわないように気をつけなければ・・・・と思います。